ぶっちゃけ、注文住宅を安く建てるにはどうしたら良いの？

みなさん、こんにちは。

株式会社NARUSEのWeb担当、ミノです。

本日は「ぶっちゃけ、注文住宅を安く建てるにはどうしたら良いの？」というタイトルで、

建築・設計事務所＆不動産業を営む立場から、コラムを書いてみたいと思います。

注文住宅を安く建てるポイント4つ

注文住宅を安く建てるポイントは次の4つです。

１～4の内容について、具体的に見ていきましょう。

１．家のデザインをシンプルにすること

家のデザインをシンプルにするというのは、家の形を正方形にする、ということです。

正しくは、正方形に近づける、感じです。

正方形の家は、キューブ型（箱型）ともいわれ、下記のような住宅を指します。

凹凸の多い複雑なデザインだと、作業工程や材料費がかさんでしまうため、できるだけ家の形はシンプルな箱型にし、工事の手間を省くことで工賃を安くすることができます。

２．家の間取りもシンプルにすること

家の間取りをシンプルにするというのは、少なめの部屋数で広めの空間を取るということです。

結婚、子育てなど、ライフステージの変化を考えると、

夫婦→夫婦＋子ども→夫婦

と、子育て中は家族が増え、将来的に夫婦2人で住まうことが多いと思います。

長い目で見て、家族の人数が変化するのであれば、部屋数や間取りも変えることができる家が望ましいですよね。

そこで最近流行りなのが、シンプルな間取りで設計しておき、ライフステージによって部屋を変化させること。

たとえば、子育て中はリビングの角にワークスペースを設けたり、パーテーションで広い部屋を二つに仕切ったりして、広い空間をフレキシブルに使用します。

子どもが巣立って夫婦2人になったら、ワークスペースやパーテーションをなくして、空間を広く使用することで、「子供部屋が使われずに残っている」ということが無くなります。

また、万が一住宅を売ることになったとしても、シンプルな家の方が買い手が付きやすいというメリットがあります。

３．水回りをまとめること

水回りをまとめるとは、トイレ、浴室、洗面所、キッチンを一か所にまとめることを指します。

2階建て住宅の場合、1階と2階の両方にトイレを作るのが一般的ではあるものの、2階にトイレを一つ増やすだけで、最低30万円～のコストがかかります。

もしトイレを2階にも作るとしたら、1階と2階で上下に重なる位置にプランすると費用が抑えられます。

４．階数は2階建て

実は平屋建てより2階建ての方が建築費が安くつきます。

理由は基礎工事の面積が少なくなるためです。

基礎工事の面積を広げない、という意味で、平屋建てより2階建ての方が建築費がローコストになります。

弊社だと、注文住宅を安く建てるポイントがもう1つあります。

先ほどお話した4つは、一般的に言われているポイントでした。

ここでさらに、上の4つ以外に安く建てる方法は無いかな～と、社長と考えてたんですね。

そこで話に挙がったのが、土地と建物を一気通貫で購入していただくこと、でした。

弊社の場合、建築・設計会社でありながら、不動産業も営んでいます。

すると、お客様の最終予算や条件に合わせた土地を探しながら、建物のプラン作りをすることができます。

具体的なメリット

「お客様の予算と、建てたい建物に合わせた土地を探すことができる」

これが具体的なメリットです。

例を挙げてみますね。

もし、土地だけを他社で先に購入した場合、利息が高いつなぎ融資を利用する場合が多いです。

そこで後から建物のプランに入ると、土地の返済が思っていたより高くつき、建物代金に回せない、といった事態が発生しがちです。

また、あとから土地を建てようとしたときに、土地に問題が見つかって想定外の支払いが発生することもあります。

すると、予算内に収めるために、建物のデザインや間取り、耐久性など、こだわりたい部分を諦めざるを得ないことに。（弊社のお客様でも実際にいらっしゃいました）

しかも、土地だけ購入する方が固定資産税は高くなる！

実は、住宅付きの土地は固定資産税の軽減措置が適用されており、割安になります。

しかし空き地には軽減措置が適用されていないため、住宅が建っている土地に比べると割高になってしまいます。

まとめ：注文住宅を安く建てるには

基本的には「simple is best」 が、安く建てるポイントとなります。

また、弊社のような、建築・設計事務所＆不動産業を営んでいるような会社の場合は、土地と建物を一気通貫で購入する方が、コストを抑えることができます。

これは弊社だけでなく、他社であってもワンストップで購入していただく方が、土地も建物も満足のいく注文住宅を建てることができます。

「とられちゃうかもしれないから、もう先に土地だけ買っちゃう！」

と先走りすぎると、思わぬ工事や、ローンが高額になる可能性がありますので、ゆっくり考えましょう。

以上、「ぶっちゃけ、注文住宅を安く建てるにはどうしたら良いの？」でした。

これからも、住宅に関する知識系コラムをお届けいたしますので、一緒に学んで、かしこく住宅を購入しましょう。

編集：ミノ