みなさん、こんにちは。

名古屋市徳川の建築・設計会社、(株)NARUSEのミノです。

今月からいよいよ「注文住宅の間取り編」に突入いたします!

2月初旬から住宅コラムを始めて、早6か月が過ぎ、7か月目に入りました。

主にマネー系である、住宅ローン関連の記事を書いてきましたが、ようやく一通りお話できたかな、というところでひと段落することに。

間取り編におきましても、基本を押さえつつ、気になる細かいお話や、超素人目線なギモンなどを取り上げて、

みなさんに納得のいく注文住宅を建てていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

注文住宅の間取りって、どの段階で何を決めれば良いの?

注文住宅の流れ
図:注文住宅を建てる時の流れ

以前連載コラムとして、「注文住宅を建てるための9つのステップ」という記事をいくつか書きました。

その際に出していた図をご覧ください。

注文住宅を建てるファーストステップは、土地・会社選びになります。(土地・会社から選ばなければいけない理由はこちら

土地が決まり、ローンの審査が通ったのち、ラフプラン作成~お見積りに入ります。

よって、そもそも間取りを決める前に、

  1. どの土地で
  2. どのハウスメーカー・建築設計事務所に

依頼するかを決定しておく必要があります。(これに関しましては、「注文住宅ステップ①:土地・建築会社の選び方」にてご紹介しております。)

間取りの決め方①:やりたい間取りのイメージを集めよう

お家ノートの例
例:お家ノートのつくり方(ミノ作)

土地と建築設計事務所がおおよそ決まり始めたら、間取りのイメージを考え始めましょう。

とは言っても、すぐに「○LDK欲しい」とか、「キッチンとリビングの導線は…」なんて考えられないですよね。

なので一番最初は、部分的にどのようなお部屋・場所が欲しいか、イメージを膨らませていきましょう。

間取りのイメージを膨膨らませるための情報収集ツール

  • SUUMOなどの住宅雑誌
  • 間取りの考え方の本を買う
  • 住宅メーカーのWebサイトで公開されている間取り図
  • 建売住宅お折込チラシ
  • 設計士さんが運営しているブログ
  • Pinterestにて「間取り図」で検索
  • ネットで「間取り図」を画像検索
  • シミュレーションアプリ

(これ以外に参考になるツールがあったら教えてくださいね。)

おすすめの住宅情報誌
写真:SUUMO東海版

上記のように、本・雑誌やネットを使って、イメージを膨らませていきましょう。

建売住宅の折込チラシ
建売住宅のチラシの例
建売住宅の折込チラシ
建売住宅のチラシの例

特に↑のような建売住宅の折込チラシは、人気・流行りの間取りが取り上げられているので、かなり参考になります。

「こういうのを作りたい!」が浮かばない方は、「これは作りたくない…」を集めるのも一つの手です。

(やりたい事がわからなくなったら、やりたくない事を挙げてみる、のと同じですね。)

自分の中の解像度を上げていきましょう。

間取りのイメージを膨らませる時の注意点

イメージを膨らませる際に、あまり参考にならないものがあります。

それが、住宅展示場です。

住宅展示場の図解

住宅展示場は”魅せるもの”なので、ランクアップした仕様がかなり施されています。

また、床面積が広い豪邸が多いのも事実。

購入予定の土地が、同じくらいの床面積であれば参考になるかもしれませんが、基本的には「住宅にしてはずいぶん広い」ものが多いので、注意が必要です。

間取りの決め方②イメージが膨らんだら3つの大枠を固めよう!

色んな雑誌・写真や画像・ネットの情報を見て、イメージが膨らんだら、3つに着目して、間取りの大枠を固めましょう。

  1. 玄関の方角を決める
  2. 水回りを1階 or 2階どちらにするか決める
  3. リビング階段にする or しないを決める

1.玄関の方角を決める

まずは玄関の方角を決めましょう。

この時のポイントは、「土地がどの方向に接道しているか」です。

【接道(せつどう)とは】

その土地が接している道路の幅をいいます。

接道の図解
図解:接道とは

玄関の方角は、道路に近いところに設計することが多いです。

例えば、北側に道路がある場合は、北を玄関に、南側に道路がある場合は、南を玄関にします。

知っトク:みんなの玄関の向きは?

南を玄関にすると、せっかくの日当たり良好なスペースがもったいないため、東・西を玄関に配置される場合が多いです。

「接道の方角に玄関を配置すると、ドアを開けた際、通行人や道路を走る車から、家の中が丸見えになってしまう…」

といった場合は、目隠しになるようような外構を施します。

また、周辺の住宅環境によっては、接道と違う方角に玄関を配置することもあります。

一生に一度ですから、風水を参考にされるのも◎でしょう。

2. 水回りを1階 or 2階どちらにするか決める

次に、水回りを1階にするか、2階にするかを決めます。

理由は、水回りが決まると、自然とリビングや和室も同じ階になるため、ある程度の概要が決まって来るためです。

水回りといえば、大抵の場合1階に集める事が多いですよね。

では逆に、2階に水回りを配置するのはどういった場合か?

  • 両サイドに建物があり、日当たりが悪い土地
  • 狭小地であり、敷地をめいっぱいを使う土地
  • 大通りに面しすぎている土地

などです。どちらかと言えば都会にありがちだと思います。

このような場合、2階に水回りとリビングを配置するほうが、日当たりが良く、人からの目線も集中せず過ごしやすくなります。

3.リビング階段にする or しないを決める

リビング階段とは、2階に行くときに必ずリビングを通る階段のことです↓

リビング階段の図解
図解:リビング階段

よくみる配置だと思います。

リビング階段のメリット

  • 家族が必然的に顔を合わせる機会が増える
  • リビングが広く見える
  • 1階と2階でコミュニケーションがとりやすい
  • 階段下を収納やテレビの場所として効率よく配置できる

リビング階段のデメリット

  • 臭いや音が漏れやすい
  • 来客時に1階に降りづらくなりがち
  • 冷暖房の効率が良くない

超個人的な感想ですが、

昔付き合っていた彼氏の家がまさにリビング階段で、

1階のリビングに親戚の方が来られた→門限が迫っていて帰らなければいけない→降りづらいけど、降りなければ帰れない

といったシーンを経験したことがありました。笑

お子さんがいらっしゃる(これから予定がある)方は、思春期になった時のことを考えてみても良いかもしれませんね。笑

間取りの決め方③大枠が決まったらこの4つを検討しよう!

玄関の方角、水回り、階段が決まったら、

  1. キッチンの配置
  2. リビングと居間
  3. 収納
  4. 2階の部屋の数

を考えていきましょう!

このトピックに関しては次の記事で取り扱いますね。

(そろそろ長くなってきたと思いますので。)

編集:ミノ