みなさんこんにちは。株式会社NARUSEのWeb担当、ミノです。
前回は、着工~竣工スケジュールの考え方について、家庭の状況を踏まえた理想の日程をお伝えしました。
今回は、引き渡し日の流れと、当日に役立つアイテムについてお話します。
引き渡し日=お家の完成を認める日
引き渡し日=鍵を渡してもらう日、だけではありません。
この日は、注文住宅についての契約が完了し、「お家が完成しました」と認める日になります。
出来上がったお家を図面と見比べて、異なる点や傷はないか、確認しましょう。
引き渡し日を過ぎると、たとえ傷があったとしても、引っ越し時についた可能性も否定できず、判断することができないです。
後からトラブルにならないように、引き渡しを完了させましょう。
引き渡し日の流れ
①あいさつ
住宅メーカーによりますが、
お客様にとっての夢のマイホームを手に入れる瞬間をお祝いするために、テープカットや記念品の贈呈を行います。
逆に、あいさつはサクッと済ませて、書類や設備・備品の仕様説明を始める会社もあります。
②お家のチェック
完成したお家に、傷や異なる仕様の点がないか、チェックします。
また、引き渡し前には施主検査というものがあります。(施主検査については、別の記事で詳しく説明します)
この時点で不具合があった場合は、引き渡し日に不具合が修繕されているか、きちんと確認しましょう。
竣工検査で不具合が無かった場合でも、引き渡し日当日は、内装・外装・設備が図面と異なっていないか最終チェック行います。
下記はチェック項目の一例です。
- ドアが開く方向は合っているか
- スムーズに開閉できるか
- 収納の大きさは合っているか
- 水は流れるか
- 水漏れしていないか
- 壁の位置がずれていないか
- 窓の位置や大きさは図面通りか
- 外壁にひび割れはないか
③登記書類作成と残代金支払い
新築住宅をお客様の所有物にする手続きを、引き渡し日に行います。
一般的には、司法書士に登記手続きを委任します。
また建築代金の残金を支払う日でもあります。
住宅ローンを利用した場合は、自己資金に融資金を合わせて、建築会社へ残金を支払います。
一般的には融資を受ける金融機関で行うことが多いです。
④書類をわたす・受け取る
新築住宅の購入に必要な書類がそろっているか、確認しましょう。
以下は最低限必要な書類になります。
- 収入証明書
- 住民票
- 実印・印鑑証明(住宅ローンを組む場合)
金融機関と住宅ローンを組む場合は、さらに多くの書類がありますので、抜け漏れが無いように気を付けてください。
こちらが渡す書類だけでなく、受け取る書類もあります。
- 建物引き渡し証明書
- 検査済み証
- 住宅メーカー側の印鑑証明・資格証明書
- 建築確認通知書
- 長期優良住宅認定通知書
- 住宅性能評価書
国から給付金を受ける際に必要になりますので、受け取った書類はきちんと保管しておきましょう。
⑤鍵の引き渡し
工事の際、作業員は工事用の鍵を使用しています。
工事用の鍵は、本物の鍵を通すと使えなくなる仕組みになっており、この鍵が使えなくなるところをお客様に確認してもらいます。
タッチキーの場合は、この場で、カードキーやスマホとの設定を行ってもらいます。
あると嬉しい!当日のお役立ちアイテム
スリッパ
引き渡し当日は、住宅メーカーの現場監督や、銀行の融資担当、司法書士などが出入りします。
もちろん、完成したお家は、清掃が済んだキレイな状態なので、靴下が真っ黒だなんてことはありませんが、
お互いが気を使わないように準備しておくと、スムーズですね。
トイレットペーパー・ハンドソープ・タオル
引き渡し前後で用を足したくなった時に、目の前にトイレがあるのに、トイレットペーパーがない!
なんてことが起こらないよう、トイレットペーパーを持参するのをおすすめします。
手が汚れてしまったときのために、ハンドソープやタオルも一緒に持っていくと便利ですね。
近い日程で引っ越しを迎えるはずなので、そのまま置いて帰れるのも利点です。
編集:ミノ